今回は、通信費、保険、車の維持費、水道光熱費といった「固定費」を節約できるポイントを中心にお伝えし、さらに日々の生活で発生する「変動費」でも節約できるポイントを加えて説明します。
今日からすぐに行えるような簡単な内容となっていますので、ぜひこの機会に節約を始めてみませんか。
家計の支出を少しでも節約したい!下げたい!という方はぜひご覧ください。
家計の支出について
家計の支出項目は、「変動費」と「固定費」に分けられます。
「変動費」は、食費・日用品など、毎月の支出額が変動する項目
「固定費」は、住居費・光熱費・保険料など、定期的かつ一定に発生する項目
家計の支出を節約するポイントは、固定費を見直すことが最も効果が高くおすすめ
今回は固定費を節約するための具体的な方法のご紹介と、さらに変動費の中での節約しやすい方法についてもご紹介し、みなさんの家計の支出の節約に繋げられればと思います。
節約して浮いたお金を貯蓄できるよう早速取り組みましょう!
固定費を節約するメリット
例えば、月6,000円のスマホ料金のプランを月3,000円のプランに切り替えられた場合、毎月3,000円の節約になります。年間36,000円、10年で360,000円の節約につながります。
あくまで目安ですが、「収入の40%台が固定費、30%台変動費、約20%を貯蓄。」ができれば理想的だそうです。
さっそく、具体的に固定費や変動費についての節約する方法をご紹介していきます。
固定費を見直すポイント7選
スマホの契約プラン
- 契約プランを見直し
- 格安SIMへの変更
スマホのキャリアや、プランは見直していますか?
スマホのプランは各社で定期的に変更が実施されており、ご自身の使用方法に合ったキャリアや、契約プランを選択することで、大きく節約できる可能性があります。
インターネット通信費
- スマホと同じ会社ブランドで契約を行い割引を利用
- より安価な回線会社への契約変更
- ポケットWi-Fiへ変更することで、スマホ料金を抑えるリスト
インターネットの通信費も大きく削減できるポイントです。
スマホの契約キャリアがインターネットサービスも行っている場合は、キャリアと同会社で契約することでお得な割引を適用できる場合がありますので、ぜひ検討してみましょう。
また一人暮らしの方や、タブレットを利用されているケースは外出時にもよく利用される場合は、ポケットWi-Fiを契約し、スマホのプラン料金を抑えることで、トータルの通信費をおさえることもできます。
ご自身の使用スタイルに合わせて節約方法を選んでみてください。
水道光熱費
- お風呂はすぐに入り、家族の場合は連続して入り追い炊き回数を減らす
- エアコンの温度をいつもより1~2℃外気温へ近づける
- 未使用家電のコンセントを抜く
- 水をこまめに止める
- 遮熱カーテンに取り替える
- 洗濯を1回にまとめる
- お湯の使用を控える、減らす
- 食器洗い時はゴム手袋を行いお湯を使わない
などなど、日々の生活の中で、苦と感じない程度でよいので、上記のような取り組みをおこなってみましょう。
少しでも光熱費を抑えることが節約にも繋がってきますので、できることから実施していきましょう。
ぜひこの機会に合わせて見直してみましょう。
サブスクリプション
- 動画系
- Netflix 990円~1,980円
- Amazon Prime
- Youtube Premium
- DAZN
- WOWOW
- Disney+
- Abemaプレミアム
- hulu
- FODプレミアム
- dTV
- DMM TV
- Paravi(パラビ)
- TSUTAYA TV
- U-NEXT
- 音楽系
- Amazon Music
- Spotify
- YouTube Music Premium
- Apple Music
- Rakuten Music
- AWA
- LINE MUSIC
- 本・マンガ
- シーモア 読み放題
- ブック放題
- BOOK WALKER
- まんが王国
- Kindle Unlimited
- dマガジン
サブスクリプションを利用している人は多くいらっしゃるかと思います。
本当に必要なサービスなのか、広告表示を我慢して無料プランに変更できないかを検討してみてください。
車
- 維持費の安い車に乗り換える
- カーシェアを利用する
車の維持費は車種によって変わりますが、維持費の低い車でも下記の費用がかかっています。
月に数回程度しか乗らない場合などは、カーシェアリングやレンタカーを利用し、車を所有するのを止めるという選択肢も検討することをオススメします。
車を所有する必要がなくなれば、大きな固定費の削減につながります。
カーシェアやレンタカーであれば、1回に6時間程度の利用ですと、5,000~6,000円程度で借りることができますので、利用回数によっては大きく節約できます。
保険
医療保険
病気・ケガによる入院や手術を行ったときに給付金が受け取れる保険ですが、本当に必要な保険のみに絞る見直しが有効です。
そもそも日本では国民皆保険制度により下記の保険に加入されています。
- 健康保険組合(組合健保): 主に大企業などの従業員とその家族が加入
- 全国健康保険協会(協会けんぽ): 組合健保のない中小企業の従業員とその家族が加入
- 共済組合(共済): 公務員とその家族が加入「国家公務員共済組合」「地方公務員共済組合」
- 国民健康保険(国保): 自営業者とその家族など、上記の健康保険の加入者以外の人が加入
- 後期高齢者医療制度 : 75歳(一定の障害がある人は65歳)以上の方が加入
そのため、下記の制度を利用できます。
- 医療費の3割負担(年齢などによって負担割合は異なる)
- 高額療養費制度(1か月の医療費が所定の金額を超えた場合に、超過分が還付してもらえる制度)
- 傷病手当金(病気などで休業した時に支給される)※被用者保険の被保険者のみ
上記のように、現在みなさんが加入している健康保険には、様々な制度があり、主に検討される医療保険については、上記の制度、特に高額療養費制度の内容を含めて検討すべきです。
高額療養費制度の例:<69歳以下の方の上限額>
適用区分 | ひと月の上限額(世帯ごと) | 例:100万円/月かかった場合の負担額 |
---|---|---|
年収約1,160万円~ 健保:標報83万円以上 国保:旧ただし書き所得901万円超 | 252,600円+(医療費-842,000)×1% | 254,180円 |
年収約770~約1,160万円 健保:標報53万~79万円 国保:旧ただし書き所得600万~901万円 | 167,400円+(医療費-558,000)×1% | 171,820円 |
年収約370~約770万円 健保:標報28万~50万円 国保:旧ただし書き所得210万~600万円 | 80,100円+(医療費-267,000)×1% | 87,430円 |
~年収約370万円 健保:標報26万円以下 国保:旧ただし書き所得210万円以下 | 57,600円 | 57,600円 |
住民税非課税者 | 35,400円 | 35,400円 |
上記をふまえ、本当に必要な保険に絞ってみてください。
必要な保険商品のみに見直すことで節約につなげましょう。
死亡保険
そもそも必要なのか。
必要なのであれば最低いくら必要なのか。
上記のポイントを踏まえ検討してみてください。
また、現在の貯蓄額や資産も含めて検討することが必要です。
死亡保険は年齢によって、必要額は変わってくると思いますので、契約期間が定まっている掛け捨て型が多く選ばれているようです。
そのほかにも終身保険、養老保険、がん保険、個人年金、学資保険など多くの種類の保険があります。
飲料水
- ウォーターサーバーの利用をやめる
- ペットボトルの水を購入
- 浄水器の利用
ウォーターサーバーのサービスを利用されている方も多いと思いますが、配達料なども含まれており、2Lのペットボトルと比較すると割高です。
冷水しか利用されない場合や、お湯が必要な場合はケトル等で沸かすことで不便はないかと思います。
ペットボトルの水や、浄水器などを利用することで、節約につながる可能性がありますので見直してみましょう。
ペットボトルを毎回買いに行くのが面倒な場合は、ネットスーパーやアマゾンの定期便などをうまく利用することで、面倒な日々の購入をしなくて済み安く購入できる方法もあります。
変動費を節約するポイント3選
ふるさと納税
ふるさと納税を利用していない人は、今日から早速利用を始めましょう。
その際にふるさと納税を節約に繋げるポイントとしては返礼品に生活必需品を選ぶことです。
普段使いものを購入せず、普段は購入しないようなぜいたく品や嗜好品を返礼品に選んでしまうと、節約には繋がりません。
節約するのではなく、お得に楽しみたい場合は何を選んでも問題ありませんが、節約に繋げたい場合は生活必需品や普段ご自身が使用しているものを選ぶようにしましょう。
ふるさと納税ができるサイト
・さとふる
・楽天ふるさと納税
・Yahoo!ショッピング ふるさと納税
日用品購入
定期的に必要な日用品はAmazonなどの定期便サービスを利用してストック形式で購入
Amazon定期便を上手に利用することで、ドラッグストアで購入するよりもお得に購入できる商品は数多くあります。
また、大容量タイプに統一する等で、購入回数を減らせますので、買い物時間の短縮にもつながります。
必要な物の購入はインターネットで安く
欲しい商品を購入する場合は、リアル店舗で購入するのではなく、ネットショップで購入することで、安く購入できる商品も多くあります。
またインターネットでの購入はポイントも貯まるのでさらにお得に購入できます。
貯蓄
次に将来のための貯蓄についてですが、多くの方が貯蓄といえば貯金を利用されているかと思います。
しかし、銀行に預けていても金利はわずかのため、ほとんど増えることはありません。
もちろん減ることはありませんが。
物価はどんどん上昇しており、10年前に1万円で購入できたものが、現在も購入できるわけではありません。金額が同じでも、お金の価値はどんどん減少しています。
そういったことも踏まえ、今は投資を検討される方が増えてきました。
国も投資を推奨しており、つみたてNISA、NISAやiDeCoの制度をうまく利用した資産形成を推奨しています。
節約して浮いたお金を投資にまわすといったことも、ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。
その他
クレジットカードを見直すことで節約につながるケースもあります。
自分がよく利用するサービスや店舗などでお得にポイントが貯まるクレジットカードへ変更することでポイントが多く貯まり、お得になるケースもあります。
まとめ
家計の支出を抑えるためには、まず固定費の見直しや節約から進めましょう。
- スマホの契約プラン
- インターネット通信費
- 水道光熱費
- サブスクリプション
- 車
- 保険
- 飲料水
これらの固定費を見直すことで、毎月の支出が抑えられます。固定費の削減は、効果はとても大きいです。
そのため上記の項目を定期的に見直しをされることをおすすめします。
また、変動費においても少しの工夫を実施することで節約につながります。
- ふるさと納税
- 日用品購入
- 必要な物の購入はインターネットで安く
このようなサービスを利用することで、全く同じものをお得に購入できます。
また、下記も見直すことで節約につながるケースがあります。
クレジットカードを見直し、ポイントがお得に貯まるようになることで多くのポイントを利用できるようになります。
まったくポイントを利用していなければ、かなりの金額になるケースもありますのでぜひ利用しましょう。