eBayより簡単に始められるShopee!始めるために必要なこと7選

東南アジアで大人気のECサイトの「Shopee」をご存知ですか?

越境ECを始めたい場合、ShopeeはeBayよりも簡単に始めることができます。

まだあまり知られていないShopeeについてと、Shopeeの始め方についてポイントを7選にまとめてお伝えしています。

また、本格的に始めたい場合は追加で3つ対応すべきこともあり、そちらも加えてお伝えしています。

目次

Shopeeとは

Shopee(ショッピー)は東南アジアのシンガポールに本社を構える越境ECプラットフォームです。

eBayと比較すると知名度は劣るものの、Shopeeが導入されている国では最も利用されているECサイトになります。
2021年は、世界で最もダウンロードされたショッピングアプリにShopeeが選ばれ、2億件以上もダウンロードされています。

日本からの販売はシンガポール、台湾、タイ、マレーシア、フィリピンの5か国に出品可能です。

5か国の人口は下記の通りで、人口で単純に比較すると、日本の約2倍のマーケット規模が伺えます。

  • シンガポール ・・・ 569万人
  • 台湾     ・・・ 2340万人
  • タイ     ・・・ 6617万人
  • マレーシア  ・・・ 3275万人
  • フィリピン  ・・・ 1億903万人
  • 合計  2億3704万人

Shopeeは日本からの販売は5か国に限定されておりますが、今後、ブラジルとベトナムへの販売を予定しているようです。そうなるとさらにマーケット規模は増える見込みです。

  • ブラジル ・・・ 2億1400万人
  • ベトナム ・・・ 9762万人

Shopeeのメリット(eBay比較)

副業で越境ECを始める場合によく利用されているeBayと比較して、Shopeeを始めることをオススメする理由をまとめています。

初期費用、運用費用が不要

eBayでも初期費用をかけずに始めることは可能ですが、出品数の上限が低いなど、本格的に始める場合には運用費用がどうしても必要になってきます。

Shopeeであれば、初期費用、運用費用等の固定費はかけることなく本格的に出品を行うことが可能です。

手数料が圧倒的に安い

販売時の手数料に関してもShopeeはeBayと比較すると、かなり低い設定となっております。

下の表は、Shopeeの販売手数料と決済手数料の国別の手数料となっています。
eBayと比較すると、かなり低い手数料に抑えられています。

内容シンガポール台湾マレーシアタイフィリピン
販売手数料5%5%3.18%3.21%3.36%
決済手数料2%2%2.12%3.21%2.24%
Shopeeの手数料

※現在、各マーケット、1ショップ目開設から90日間販売手数料無料キャンペーンを実施しております。

下記はeBayの手数料です

ストアプラン無料スターターベーシックプレミアムアンカーエンタープライズ
ストア費用0
$/月
4.95~
$/月
21.95~
$/月
59.95~
$/月
299.95~
$/月
2,999.95~
$/月
落札手数料12.35%~15%11.50%~14.55%11.50%~14.55%11.50%~14.55%11.50%~14.55%11.50%~14.55%
決済手数料0.4%~1.35%0.4%~1.35%0.4%~1.35%0.4%~1.35%0.4%~1.35%0.4%~1.35%
eBayの手数料

eBayは出品する商品のカテゴリーやストア登録の種類によっても異なりますが、約11.5%~15%の販売手数料がかかります。

こうした手数料の違いからも、Shopeeは販売した際に利益を確保しやすいECサイトであることがわかります。

Shopeeのデメリット(eBay比較)

eBayと比較すると少し手間がかかる部分もありますので、お伝えします。

各国へ出品する手間がかかる

eBayであれば、基本的にebay.comで出品を行うと、全世界から注文が入ります。

Shopeeの場合では、Shoppeeシンガポールに出品したらシンガポールでしか買えませんし、台湾に出品した場合は台湾からしか買えない仕組みになっています。

そのため各国ごとに出品作業を行う必要があります。

幸いカテゴリーは統一されており、英語で出品用CSVを作成すると価格を現地通貨に直す程度で、一括出品は可能ですが、出品数が多い場合は手間がかかります。

複数の国に出品した場合の在庫管理

Shopeeは各国で別々のサイト管理となるため、在庫が連動されていません。

そのため、複数の国で同一商品を出品している場合、例えばA国で販売された場合、他に出品しているB国やC国等では、手動で在庫数の変更をする必要があります。

販売国数の違い

eBayは190か国に販売が可能なのに対し、

Shopeeは現状シンガポール、台湾、タイ、マレーシア、フィリピンの5か国に限定されています。

そのため、利用者数の数は減ってはしまいますが、日本市場規模よりも大きいことと、東南アジアでは日本製品の人気も高く、売れているものを出品すれば問題なく販売に結びつきます。

ここまではShopeeとはどのようなECサイトなのかということについてお伝えしてきました。

ここからはShopeeを始めるために必要なことについてお伝えします。

①始めるのに必要なもの(パソコン・プリンター)

・パソコン

eBayと比較して、Shopeeは比較的簡単に出品まで進めることができます。
そのため、少しやりにくさを感じる部分はあるかもしれませんが、スマホのみでも簡単に始めることができます。

・プリンター(※なくても大丈夫!)

販売の度にラベルを印刷する必要があるため、印刷を行うことは必要になります。
自宅にすでにプリンターをお持ちの場合は、特に購入いただく必要もありません。
プリンターが自宅にない場合、購入することをオススメはしますが、郵便局にある「ゆうプリタッチ」を使用して印刷する方法や、コンビニ等で印刷しながら対応することも可能です。

販売が軌道に乗ってきたタイミングや、欲しいと思ったタイミングでの購入を検討するので問題ありません。

②Shopeeアカウント開設

Shopeeでは、最初から販売用のアカウント作成をすぐに行うことができます。

eBayと大きく異なる部分です。
アカウントの申請後、アカウント開設のメールが届きますので、そこからショップ開設が完了すれば、すぐに出品を行えるアカウントを作成することができます。

③Shopの基本設定

下記の3つを設定する必要があります。

  • Shop Profile(ショップ名・ショップ概要・ロゴの設定)
  • My Adresses(配送元、返送先等の住所の設定)
  • Shipping policy(配送方法の設定)

これらの設定が完了したら、準備が完了です。

Shopeeは基本的に2日以内の出荷がルールとして取り決められていますが、プレオーダー設定にて最大10日までの期間を選択することが可能です。
販売後すぐに発送できない場合でも安心して販売することができます。

④Payoneer登録,紐づけ

ShopeeではeBayと同じく、販売時の金額のやり取りはPayoneerのサービスを利用して行います。

Payoneerとは異なる通貨の場合、現地通貨に合わせて金銭をやり取りするための決済サービスです。

このPayoneerを使用しますので、Payoneerのアカウント作成と、作成したPayoneerアカウントとShopee アカウントを紐づけることが必要です。

すでにPayoneerアカウントを持っている場合は、作成済みのアカウントとの紐づけ作業のみが必要となります。

⑤配送業者登録 国際郵便

Shopeeで現在販売可能な国のうち、

台湾、タイ、マレーシア、フィリピンの4か国は、国際郵便の発送でとても安価に発送できます。

そのためまずは国際郵便から発送できる環境の用意のみで問題ありません。

シンガポールのみ、Shopee Logistics Service (SLS)という、Shopeeが提供する独自の配送で、Shopeeが購入者へ配送する方法のみとなっています。

この場合、Shopeeが指定する倉庫まで発送する必要があり、その際の費用負担が必要になるなど少し複雑になりますため、最初はシンガポール以外から始めるのもよいかもしれません。

国際郵便を使用するには

こちらからアカウントを取得することで、ラベル印刷をできるようにするだけでOKです。

配送料金はこちらから調べることが可能です。

⑥配送用備品準備

配送用梱包材

梱包材

段ボール、梱包材

基本的にはご自身で用意する必要があります。
販売するものが決まってからでもよいですので、どこで購入するか等、すぐに対応ができる準備を行っておくとよいです。

ホームセンターや、小さいサイズですと最近は100円ショップも充実しています。

梱包用備品

・OPP袋

受け取った方の印象が良くなるのと、輸送時の水濡れ対策になります。

・エアキャップ(プチプチ)

輸送時の緩衝材です

・テープ類

  • 段ボール用の布製ガムテープ
  • 袋タイプの梱包用にOPPテープ
  • セロハンテープ
  • はさみ、カッター

段ボールをカットや、梱包材カット等に使用。

⑦5品以上の出品へ

ここまでの準備ができたら早速出品の準備を行っていきます。

Shopeeではまず、アカウント開設後、30日以内に5品以上の出品を行う必要があります。

家にある不用品や、安価な商品など、どんな商品でもよいので、5品以上を出品しましょう。

5品以上出品することで、出店済セラーとして認められます。

ここまでの設定が完了すれば、実際に出品を行い販売する準備が完了です。

アカウント作成を行いたい場合は下記を参考にしてください!

最初から本格的に始める場合

※①開業届の提出(個人事業主へ)

ここからは本格的にeBay輸出を始める場合に必要なこと3選となります。

副業の場合でも、年間で20万円以上の所得を得る場合は、確定申告が必要になります。
その確定申告を行う場合に開業届を出しておくことでメリットがあります。

開業届を出すメリットとしては大きく2つあります。

メリット

・青色申告ができる|最大65万円の節税

開業届を提出する最大のメリットは、確定申告を青色申告できるようになることです。青色申告では最大65万円の特別控除が受けられます。

・赤字を繰り越すことができる

開業届を提出した場合には、赤字を3年まで繰越すことが可能です。例えば、1年目で50万円の赤字で2年目に400万円の利益が出た場合には、350万円の利益で税務署に申告することができます。

このように赤字が出た場合でも、開業届を提出していれば節税により事業の負担を小さくできます。

デメリット

・失業保険が受けられなくなる

本業で失業した場合でも個人事業主として扱われるため、失業保険が受けられなくなります。

・扶養から外れてしまう可能性がある

会社の健康保険は、『開業者は扶養対象とみなさない』と定められている場合があります。もし扶養者の保険にそのような規定がある場合には、保険が自己負担になってしまうので注意してください。

※②事業用口座、クレジットカードの作成

確定申告のために必要な帳簿を付けていく必要がありますが、その際に会計処理がひつようになります。

そんな時に、プライベートと事業用とで口座とクレジットカードを分けておくと、確定申告の作業がかなりスムーズになります。

使っていない口座があれば、その口座で問題ありません。

もしなければ、ネットバンクで全く問題ありませんので、口座開設とクレジットカード作成をオススメします。

※③古物商許可申請書

中古品販売を実施したい場合は、取得を行いましょう。

中古品の仕入れを経費計上するためにもおこなうことをオススメします。

古物商許可取得は、取得まで少し期間を要しますので、必要な場合は早めに取得することをオススメします。

何を販売していくか

自分の好きなジャンルのものを販売

Shopeeでは国によって売れやすいジャンルの商品が異なっていますが、各国共通して売れているものもあります。

  • 美容関係
  • 健康食品関係
  • 家電
  • 生活用品
  • 食品
  • ゲーム
  • おもちゃ・ホビー
  • キッチン関連

これらのジャンルの商品の中でも、国によって売れているものが少しづつ異なっていますので、リサーチを行いながら販売してみてください。

その中で、自分が詳しいジャンルの商品があったり、好きなものがあればそのジャンルの商品を販売していくのも良いかと思います。

まとめ

Shopeeを始めるには、7つの準備が必要になってきます。

  1. 始めるのに必要なもの(パソコン・プリンター)
  2. Shopeeアカウント開設
  3. Shopの基本設定
  4. Payoneer登録,紐づけ
  5. 配送業者登録 日本郵便
  6. 配送用備品準備
  7. 5品以上の出品へ

ShopeeはeBayと比較すると、比較的簡単に始めることができます。

発送に関しても郵便局から国際郵便で行うことが可能ですので、始めやすいです。

プレオーダーも有効に活用することで、販売してから発送までの期間に余裕を確保することも可能ですので、副業を始めるのであれば、Shopeeから始めるのはとても良いと思います。

まずは準備を行い、いつでも出品できるように準備をし、副業の1歩目を一緒に歩みましょう!

アカウント作成はこちらを参考にしてください。

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